『プロジェクトEGG』にて『リグラス-魂の回帰-(PC-8801版)』をリリース
2010年2月23日、レトロゲームの復刻ビジネスやデジタルコンテンツの配信を行なっている株式会社D4エンタープライズ(本社・東京都千代田区、代 表取締役・鈴木直人)は、同社が運営するレトロゲーム配信サービス『Project EGG(※)』において、新規コンテンツ『リグラス-魂の回帰-(PC-8801版)』のリリースを開始しました。
タイトル : リグラス-魂の回帰-(PC-8801版)
ジャンル : ロールプレイングゲーム
メーカー : ランダムハウス
配信サイトURL :
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=817
発 売 日 : 2月23日
価 格 : 840円(税込)
権利表記 :
(C)Yuki Enterprise.
(C)2010 ProjectEGG
(C)2010 D4Enterprise,Inc / (C)2010 MSX Licensing Corporation.
リグラスでは、ミリア人とガルト人がいがみ合い続け、そうした確執によって世界には多くの悲劇がもたらされた。その中でもっとも悲惨なものは、オズボーン族を生み出してしまったことだろう。これはミリア人とガルト人の間に生を受けた種族。名を名乗ることも子供を作ることも許されず、単に身を寄せ合うだけの存在でしかない。
そんなオズボーン族には成人すると、一つの願いを叶えてもらえる制度があった。多くの者が希望の名をもらうことで個性を望んだが、あるとき一人の少年が大それた願いを口にした。彼はメイ。5月に拾われたことからとりあえず区別する名称としてそう呼ばれていたが、彼が望んだものは誰もが口にすることすら許されない世界の禁忌、ベルジュナの秘密だったのである。一説によればベルジュナの秘密を解き明かせば、オズボーン族は救われるとされていた。少年は名前は望まず、オズボーン族そのものを救おうと考えたのだった。オズボーン族の長老は「汝の魂のおもむくままに……」と口にすると、少年に不思議なクリスタルを手渡した。そして少年は禁忌を犯した者として、ひっそりと村から出発したのだった……。
1985年にランダムハウスよりリリースされた『リグラス』は、サイドビューのRPGです。プレイヤーはオズボーン族の少年メイとなって、ベルジュナの秘密に挑むことになります。テンキーで移動し、スペースキーで攻撃というゲームシステムのため、パッと見はコテコテのアクションRPGのように見えますが、どちらかというと会話やシナリオに関係するキーアイテムが重要であり、アドベンチャーゲーム色が非常に強い点は本作の特徴。他にも当時としては、サイドビューでありながら奥行きのある表現や、美しいスクロール、壮大な世界背景、町の人が一つの台詞を繰り返さない点などは高い評価を得ました。あの『アルフォス』の森田和郎のテクニックの集大成ともいえる本作。レトロRPGファンなら一度はプレイしたい作品です。